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一樹一草

「建築が見る夢 石山修武と12の物語」展が世田谷美術館で開催されます。
  石山修武氏の最近の12のプロジェクトを中心に多数のドローイングや模型が
展示され建築好きだけでなく、建築ビギナーも楽しめる見ていて楽しい内容にな
っていると思います。
  梅雨の季節、雨に洗われた緑の中を清々しい空気に包
まれながら内井昭蔵氏設計の美術館でひとときを過ごしてみては…。


    会期 : 2008年6月28日(土)~8月17日(日) 10時~18時         
          【毎週月曜日休み・7/21は開館、翌22日は休館】   

    :atelier M5/Ki
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一樹一草 はじめました

 これまでの風まち通信の三つのテーマ
「昔町百景」「Kazuさんの近代建築スケッチブック」「建築家訪問記」に 
「一樹一草」が加わります。
一樹一草では、atelier M5に届いた様々な知らせを皆さんにもお届け
して行きたいと思っています。

Kazuさんの近代建築スケッチブック-第12回-


 水上写真撮影所

 水上写真撮影所・山梨県須玉町06-450-265


   □水上写真撮影所           山梨県北杜市須玉町
      1926(T15)              設計・施工/不祥 ☆登録

     店は街道に顔向けて建っていた。建物は大分傷んだ様子もある。商いは
    していないようだった。写真撮影所という言い方が面白いなぁ・・と暫く眺め
    ていた。まだ健在でいるだろうか。



昔町百景-集落を歩く-「美濃」 第13回

「美濃」

    卯達のまち                            岐阜県美濃市
    ★伝統的建造物群保存地区
    美濃05・岐阜県070904-400-260



    美濃は卯達の美しい町である。卯達は隣家との間の壁を屋根よりやや
    高くして頂部を瓦葺きなどにした防火壁である。立派な卯達は家の誇りだ
    から、造れないと「うだつのあがらい奴」といわれる、その卯達である。
    美濃は全国でも屈指の卯達の家並みである。卯達の元は中国民家の屋
    根を模したといわれる。 平入りの家並みの間に卯達があるので、家の境
    が判明しにくい。卯達の街並みは一番町と二番町が主である。卯達はど
    ちらかの家にあれば良いのだが、競ってか両家にあってダブル卯達もある。
    これはこの町に限ったことではない。
     メインの通りから少し入った魚屋町に「岡専旅館」という江戸時代に塩問
    屋の古い家を転用した宿がある。一日1組だけという宿で、やさしいおばさ
    んが商う宿である。 中にはに蔵も残り雰囲気が良いので、泊ってみると良
    い。
     美濃は美濃紙で知られるが、町は生産地ではなく、板取川流域で作られ
    た紙を町が「美濃紙」というブランドに仕立てて商ったのである。 町並みの
    中ほどに観光案内所がある。長良川に美濃橋という大正5年にできた橋が
    あるというので、その場所を訊いた。若い女性は終始笑顔で丁寧に教えて
    くれた。 旅先での優しさと笑顔は最大のご馳走である。
   

    atelier M5/Ki

     

Kazuさんの近代建築スケッチブック-第11回-

   森戸文四郎商店
   森文四郎商店・茨城県石岡市0804-450-265



    □ 森戸文四郎商店          茨城県石岡市国府
       1930(S5)頃            設計・施工/不祥 ★登録
 
      石岡の国府一帯には良質な近代建築が多く残っている。 自分が近代
     建築に興味を持ち始めた25年ほど前には、小さな近代商店建築に対し
     ては、貴重な文化財などという意識は持主も行政も無関心だった。
     いまは飲食店などに転用して観光資源にするまでになった。 石岡の商
     店建築もその一例である。



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