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昔町百景-大内宿-第18回

「大内宿」

  茅葺きの並ぶ町                    福島県南会津郡
  ★重要伝統的建造物群保存地区


    ooutisyuku

    大内宿は会津若松と日光、今市を結ぶ会津西街道(南山と織り)の
   宿場の一つである。街道は、会津藩が江戸初期に江戸への幹線道路
   として整備し、参勤交代や物資の輸送で栄えた。五街道の一つである
   奥州街道より短く、物価も安かったことも栄えた理由であった。
    大内が宿場として整備されたのは17世紀中頃といわれ、本陣、脇
   本陣もおかれた。 宿場は、南北約500m、東西200m、寄棟造りの
   家が整列する様は圧巻である。多くの家は江戸後期~明治の竣工で
   ある。かつては道路の中央に広い溝が設けられて用水として利用され
   たが、明治19年に埋められ、道路の両側に流れが造られ洗い場も設け
   られて今も活用されている。
    ここも「馬宿」と呼ばれる宿場である。馬宿とは馬を引く人が多く泊る
   からだ、人より馬の方が多くなったりする。家が等間隔で並んでいるの
   は、家と家の間は駒繋ぎのスペースの必要から生まれたものだという。
  集落へは車は入れない。入口の大駐車場に車を置いて歩く。今は観光
   バスが列を成す有様で、ほとんどの家が宿か土産物屋となって、風情
   を楽しむ向きにはお奨めできかねるが、一度は観ておいた方が良い見
   事な茅葺集落である。
   集落の突き当たりの神社からの眺めは絶景!
  
                       
                             :atelier M5/Ki
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