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一樹一草

住宅技術評論家の南雄三さんが、グルメ散歩とそのスケッチをカード型
にした 「スケッチCafe」 東京近郊編 が出版されました。
Cafeのスケッチですが、取り扱いは建築コーナーというチョット変わった
カード型スケッチです。 スケッチCafeを片手に、ふら~り街を散歩して
Cafeで一休みしたくなるスケッチ集です。


       スケッチcafe02


取り扱い店は
   ●ジュンク堂/池袋、新宿  ●紀伊国屋/本店、新宿南、大手町
   ●Bookfirst新宿/Bゾーン8  ●丸善/丸の内、日本橋  ●八重洲ブックセンター
   ●三省堂/神保町本店  ●リブロ池袋  ●南洋堂書店


    著 :南 雄三   発行:建築技術   価格 900円(本体)

                              :atelierM5 Ki
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一樹一草

  知人の旅する文筆家、伊勢華子さんの本「サンカクノニホン」
  ポプラ社から出版されました。
  華子さんからこどもたちへの大切なメッセージを緩やかに伝える
  写真絵本・・・。もちろん、もう子供を卒業して ン十年も経つ人が
  ページをめくっても良いのです。 知ってるつもりの日本の知らな
  かったことを知ることが出来る
写真絵本 です。
       
        sankakuno


       文・写真 伊勢華子
       発行   ポプラ社  1,300円(本体)  AB判  
         http://www.isehanaco.jp/books/sankaku.html

                                 :atelier M5 Ki 

  

昔町百景-第20回-

「奈良井」

        中山道一の高地の宿場        長野県木曽郡楢川村 
                               ☆重要建造物群保存地区

            naraisyuku
  
     かつては楢井とも書かれた、中仙道34番目の宿場。木曾11宿の中では、
    妻籠、馬籠と並ぶ大きさで標高は最も高い。奈良井駅から鎮(しずめ)神社
    までの1.2kmの長さがある。しかし、宿場が作られた当初は本陣1、脇本
    陣1、旅籠5という小規模な宿場であった。鳥居峠の掛り口ということもあっ
    て賑わい、他の峠際の宿場同様に巨大化し 「奈良井千軒」 ともいわれた大
    きさである。宿場内の道路は比較的広く歩き易い。江戸寄りから下町、中町、
    上町と別れ、一箇所、枡形になっている所以外は一直線の町並みである。
    今も伊勢屋、越後屋などの老舗の旅籠始めとする多くの宿や商店で賑わい
    を見せている。旅籠の間に民家が混じり、地酒「杉の森」で知られる平野酒
    造店もある。「とくりや」の庵看板のある原邸はかつての旅籠「とく利屋兵右
    衛門」である。現在は内部を郷土館として公開している。
     家は二階建で板葺き屋根だった。 在は鉄板に代わっているが、かつては、
    勾配の緩い板葺き石置屋根がほとんどだった。 二階の屋根は大きく張り出
    して一階の庇を越えるほどである。一階の庇は今も板葺きで厚い板を段重
    ねし、垂木は板上にあり段に合わせて削っている。段にした部分を丸く猿の
    頭のようにしてある、 れは「猿頭」と呼ぶ奈良井独特のもの。集落の中ほど
    に、上問屋史料館 (手塚家)がある天保11年の竣工で、当時の面影を良く
    伝える遺構である。 隣りの旅籠「伊勢屋」は江戸寄りにあるので下問屋。
    襖で仕切る 三室が二階の街道沿いあるが、現在の宿泊は裏の新しい棟で
    ある。 斜め向いの旅籠「越後屋」も素晴らしい。 鍵の手の少し先に文化財
    の中村家がある、もと櫛問屋で延享の頃の竣工という。  30ほど前に訪ね
    た時は土産物屋もちらほらで良かったが、今は大土産商店街と化して団体
    客が列を成すから、旅情を味わうという雰囲気ではないが、奈良井を見ずし
    て木曽を旅したとは いいにくかろう。



                                     :atrlier M5 Ki


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