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昔町百景 -第32回-

片雲の風に誘われて  -異形の旅へ-

「仙台に超異形の狛犬がいた!」   宮城県仙台市

senndai_komainu_300-01 右と右上/賀茂皇大神社 仙台市宮城野区  昭和12年造立
下/二木(ふたき)神社  〃    造立年不明


狛犬を何百匹も撮ってきたが、その中でも十指に入る異相である.
作者は誰だろう?かなりの個性とセンスの持主であろうと感服するばかりである。



写真・文 宮本和義


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昔町百景 -第31回-

片雲の風に誘われて -異形の旅へ-

「カマ神」   宮城県登米市


kamagami01・登米市戸豊里町_convert_20220115180309カマ神 / 登米市豊里町



カマ神はカマガミサマ、カマオトコなどと呼ばれる土製や木製の面である。
多くは憤怒の表情で台所の柱や竈の上などに出入口や外を睨むように飾る。
この風習は宮城県から岩手県南部に見られる江戸時代~昭和20年代まであった仙台藩地域の守り神である。

火難除け、魔除け、家内安全の目的である。
家を新築し、カマドを新造した祝いに、家を造った材料の一部を使って左官や大工が作ることが多い。
現在はカマドのある家もなくカマ神も行く場を失った。
写真のカマ神は「はだかかべ」と呼ばれる左官が造ったユニークな表情のカマ神である(資料館蔵)。
はだかかべは酒飲みでいつも上半身裸で壁塗りをしていたという。



kamagaki04・豊里町 学習館0709_convert_20220115180232カマ神 / 豊里町 学習館




写真・文 和義和義



新年のごあいさつ

あけましておめでとうございます。

旧年中はご愛読誠にありがとうございました。
本年も『風まち通信』を通じアトリエM5
宮本和義の書籍をよろしくお願いいたします。

昔町百景 -新年特別号-


今年もよろしくご拝読下さい。
新年ですので正月行事をお見せします


片雲の風に誘われて  -異形の旅へ- 

「越のどんど焼き」   長野県長野市 

越のどんど焼き09越のどんど焼き


どんど焼きは全国的に行われる小正月(1/15)の行事だが、地域によって呼び名が異なる。
長野県でも長野市では「どんど焼き」松本市では「三九郎」、飯田市辺りでは「おんべ」と呼ばれる。
通常は正月飾りのだるまや門松などを燃やして無病息災を願うが、長野市篠ノ井塩崎の「長谷・越のどんど焼」は正月飾りや藁、竹等で人形を作り燃やす特殊なもの越の人形は「オスガタ」と呼ばれる4mもある大人形で藁で作った男根を持つ。
男根の前には藁で作った女陰を添えている。
辺りが暗くなり始める午後5時に点火される。

越のどんど焼き12

写真・文 宮本和義

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