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昔町百景 -第57回-

片雲の風に誘われて   -異形の旅へ-


「 摩利支天二題 」    長野県茅野市

300_摩利支天2212-1
【左】  惣持院 / 長野県茅野市塚原
【右】権現の森 / 長野県茅野市・矢ノ口交差点 


摩利支天は陽炎を神格化したものといわれ実体が捉えられず、傷つかず、隠身で自在
に活躍できることから、日本では武士の守護神として信仰があり、比較的多い彫像である。

写真の二体は数ある中でもユニークな石像でとくに左の惣持院の像が抜群である。

短足、爺顔でメタボぽい猪に乗るやや怪奇ともマンガチックともいえる怪作!

諏訪の万治より見応えがある。

右は権現の森の石像だが、こちらはユニークというより凛々しく美しいといった傑作である。

どちらも造立年は不明だが江戸中期~後期と思われる。



写真・文  宮本和義


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