2023/02/12
昔町百景 -第59回-
片雲の風に誘われて -異形の旅へ-
「 穂高の彩色庚申塔 」 長野県安曇野市穂高
穂高、豊科一帯は双体道祖神で知られこれを巡る観光客が多いが、彩色庚申塔が素晴らしい。
しかし認識が薄く所在地を具体的に教えてもらえにくい。
概ね見当をつけてあとは地元の人に聞くというのが唯一の手だてである。
彩色庚申塔は全国にあるが信州では安曇野や飯田に多く残っている。
若狭や京都などの彩色地蔵と似たもので、子供体の手によって毎年彩色が施されてきたと聞く。
彩色道祖神も同じようなことであろう。
安曇野の道祖神巡りの際に合わせて見るべき価値の高い民間宗教芸術といえる。
写真・文 宮本和義
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